教育DX推進へ、スプリックスと協定 山形県酒田市

山形県酒田市は1月25日、教育分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に向け、個別指導塾を運営するスプリックス(東京都豊島区)と連携協定を結びました。同社が開発したソフト「CBT for school」を市内のすべての小中学校に導入し、児童・生徒一人一人に合った学び方で学習を深められる環境を整える狙いがあります。

文部科学省が進める「GIGAスクール構想」により小中学生に1人1台学習端末が配られ、教育現場では端末の具体的な活用方法が焦点となっています。

同ソフトは、国際基礎学力検定「TOFAS」や、単元別のテストなどを受けることができます。また、各自の学習の定着を図れるほか、自動採点により教員の負担軽減にもつながるといいます。

「現在、小中一貫教育で子どもの自己効力感の醸成などに取り組んでおり、同ソフトはこの取り組みをさらに充実させるために欠かすことができません。今回の連携を機に、新しい授業の形の研究を進めていきたいです」(鈴木和仁教育長)