熊本高専と熊本県教育委員会が連携して「熊本県立高校・情報Ⅰプログラミング担当者研修会」を開催

 熊本高等専門学校(熊本県八代市・合志市 校長:髙松 洋 以下「熊本高専」という)は、令和5年2月15日(水)、熊本県教育委員会と連携して、第1回高校・情報Ⅰプログラミング担当者研修会を実施しました。研修会には熊本県下の高等学校で「情報Ⅰ」の教科を担当する教員37名が参加し、プログラミングの演習等を行いました。

 熊本高専と熊本県教育委員会は、令和4年度に「教育研究の振興に関する覚書」を締結しており、本研修会は連携活動の一環として開催しました。熊本高専では、GEAR5.0事業(※1)において支援技術(AT, Assistive Technology)に関する技術者の育成(熊本県立黒石原支援学校の支援機器や教材の試作品等を使用した実証試験への本校学生の参加等)や、熊本県内におけるTSMCの進出を踏まえた半導体人材の育成などを推進しており、双方が連携を図り、産業界が求める人材協力などを進めています。


(※1)GEAR5.0(Gears of Education and Advanced Resources)について

 国立高専機構が立ち上げた「Society5.0型未来技術人財」育成事業を構成するプロジェクトの一つです。各高専は、「マテリアル分野」「介護・医工分野」「防災・減災・防疫分野(防疫/エネルギー)」「農林水産分野」「エネルギー・環境分野」の5分野において、分野横断的な課題解決のアプローチができる人材の育成プログラム開発に取り組んでいます。その中の「介護・医工」分野において、「持続可能な地域医療・福祉を支えるeAT-HUB構想(※2)とAT技術者育成による共生社会の実現」への取組が令和2年度に採択されました。本プロジェクトは、中核拠点校である熊本高専と、協力校6校(函館・仙台・長野・富山・徳山・新居浜)を中心に、介護・医工分野での支援技術に関する研究開発及び技術者育成等を行っています。

(※2)eAT-HUB構想

 共生社会に向けた「地域の困りごと」をHUBとなる地域の高専が聞き取り、課題解決や支援技術を提案していく全国高専支援技術普及センターを立上げる構想。

記事全文を読む(外部サイトを表示)


独立行政法人国立高等専門学校機構

配信元:PR TIMES