「環境」「食」の体験型ワークショップ AIの理解深め、社会課題考える アフレル

テクノロジーを活用した人材育成支援を行うアフレル(福井市中央)は、3月25、26日に東京都立産業技術高等専門学校荒川キャンパスで、同月29日には大阪工業大学梅田キャンパスで、サスティナブルな社会をAI(人工知能)やデジタル技術で実現するための親子体験会「学びの体験型ワークショップ」を開催しました。

同社が2014年から毎年春に開いていた「アフレルスプリングカップ」の一環で、新型コロナウイルス禍の影響もあり、今回は3年ぶりの開催です。

今回のワークショップでは、アドバコム(札幌市中央区)が発行する子ども環境情報紙「エコチル」と、大手食品企業グループのハウス食品グループ本社(大阪府東大阪市)が協力し開発した、「環境×AI」「食×AI」をテーマとした体験用教材が使用されています。

アフレルは、今の子どもたちが大人になる未来社会において、AIは限られた専門家のものではなく、より身近な存在となり、AIによって「社会課題の解決」や「今よりもっと素敵な暮らし」が実現していると考えています。そうした中、環境や食など、それぞれの事業領域で活躍する企業の専門性や知見を教材に取り入れることで、よりリアルに、もっと楽しく学べると考え、2社の協力を得て同教材が開発されました。

ワークショップは抽選方式で申し込みを受け付け、東京会場では32組、大阪会場では45組の申し込みがあり、抽選により選ばれた計17組34人の親子が参加。

両会場とも当日は、Scratchで簡単なAIプログラミング作成などを体験し、SDGs(持続可能な開発目標)など社会問題について楽しみながら学びました。

参加者からは「AIが学習していく過程を見ることができて興味深かった」「環境についても興味を持てるワークショップだった」などの声が上がりました。