<第4回>プログラミング教室の選び方は?

プログラミング教室の選び方について、まず親の視点に立った話をしたいと思います。


コードアドベンチャーをはじめ、全国の各スクールでは「体験会」を開催しております。そうした体験会を二つ三つ、子どもと一緒に回り、一緒に参加してみたほうがいいと思います。


それは、実際に体験会に参加することで、プログラミング教育における「今の子たちに求められる力」というもを、肌感覚で知ってほしいからです。


また、スクールによって身につくスキルが違うので、そこを知るためにも体験会に参加することをお勧めします。

例えば、コードアドベンチャーでは身につくスキルとして以下の六つを提示しています。

  1. 要素分解(最初の問題を細かい問題に分ける、原因を分析)
  2. パターンの発見(特定のパターン、共通ルールを見つける)
  3. 抽象化(効率よく、簡単に問題をとけないかを考える)
  4. アルゴリズム化(手順を意識するだけでなく条件分岐を考える)
  5. 試行錯誤(エラーを繰り返し最高の成果をめざす)
  6. コーディング(1~5を身につけテキストプログラミングを行う)


コードアドベンチャーでは、プログラミングで必要な「技術」よりも、「想像力」など考える力を大切にしております。それは、これからの時代欠かせないコンピューターやAI(人工知能)の働きを知るためにも、必要だからです。


それに、ひとえに「プログラミング教室」といっても、こうした各スクールの主張の「軸」となるものは異なります。だからこそ、子どもと一緒に体験会に参加をして、肌感覚で知って、どこにするかを決めたほうがいいと考えます。


また一般論であり、プログラミング教室に限って言えることではないですが、「先生と話しやすいかどうか」も大切になってくると思います。

教えてくれる先生がどんな人なのか、しっかりとコミュニケーションをとれるかどうかは、子どもたちが続けることができるかにもかかわってくる部分でもあるので、判断基準として持っておいたほうがいいかもしれません。



次に、子どもの視点にたったプログラミング教室の選び方についてお話します。


正直、プログラミングの授業はどのスクールにも言えることですが、頭をフル回転にして取り掛かるため、負荷のかかる内容が多く、簡単じゃないからこそ続けれることが難しい側面もあります。だからこそ、各スクールで開催する「体験会」に参加し、どれだけ授業に集中できているかを見てあげてほしいです。


子どもが退屈したりあきらめたりせず、没頭できる内容の授業なのであれば、そこはその子どもに合った環境なのだと思います。

それに、子どもの特徴もさまざまです。

コードアドベンチャーのように「マインクラフト」であたり、そのほかのゲームを題材とした教室が合っているのか、それともレゴであったり、ロボットやドローンを用いた教室が合っているのか、それは子ども自身にしかわかりません。


だからこそ、いろいろなスクールの体験会に一緒になって参加し、子どもの様子を一番近くで見ることも教室選びには重要だと考えます。