ぷよぷよプログラミング 新たな副教材を提供開始 セガ

ゲーム大手のセガ(東京都品川区)は1日、同社が手がけるプログラミング学習教材「ぷよぷよプログラミング」において、ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによる問題の解決」について学べる新しい副教材の提供を開始しました。同教材は、プログラミング教育支援のアシアル(東京都文京区)が提供するプログラミング教育プラットフォーム「Monaca Education(モナカ・エデュケーション)」の公式サイトで、無料で提供されています。


同社は「ぷよぷよプログラミング」とあわせて、学習指導要領に対応した授業を実施するための副教材を2022年4月から提供しています。今回提供が開始された副教材は、副教材を利用した教員へのアンケートで要望の多かった内容を反映したものとなります。

具体的には、自作のぷよぷよにランキング機能を追加することで、「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによる問題の解決」を学べるといいます。この「ネットワークを利用した双方向性」とは、21年に全面実施となった中学校の新学習指導要領でも取り上げられているもので、「入力」に対して「応答」があり、その一部の処理過程にネットワークを利用するといった仕組みのことです。

また、今回の提供は、クラウドサービスを提供する富士通子会社の富士通クラウドテクノロジーズ(神奈川県川崎市)の協力を得て、「ぷよぷよプログラミング」に同社が提供する「モバイルバックエンドサービス」を適用し、サーバー連携を行う機能を実装することで実現しました。

セガeスポーツ推進室の村山浩司さんは「元のプログラムに手を加えることで双方向性を簡単に実感できることを目指しました。プログラミングという難しそうなものにゲーム素材は解りやすい入り口かと思います。多くの学校で生徒さんが興味を持って取り組んでもらえれば、とてもうれしく思います」と話しました。