「下市集学校」来月2日開校 奈良県の廃校を再利用、IT普及と地域活性化へ リングロー

IT(情報技術)機器リユース事業を展開しているリングロー(東京都豊島区・碇敏之代表取締役)は9月2日、奈良県下市町と協同で、旧下市中学校を利用した「下市集学校(しもいちしゅうがっこう)」を開校します。当日は開校式をはじめ、eスポーツ体験ブースやジャンク市などのオープニングイベントも実施予定です。

同社は、住民のIT技術の向上や地域のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進のほか、空き家・空き店舗活用、ワクチン接種サポート、ドローンやプログラミング教室などの活動に力を入れています。また、廃校の再利用を通じて、IT普及と地域活性化を目指す「おかえり集学校プロジェクト」を推進しています。

プロジェクトは、廃校を活用して再び人々の集う場所を目指すとともに、IT機器を役立てて地域の人たちの暮らしを豊かにしたいという思いのもと始動しました。奈良県内では1校目で、プロジェクト全体では16校目の集学校です。

同校は2023年6月にプレオープンをしており、すでに一部の事業活動がスタートしています。ITに関するさまざまな相談事をはじめ、「楽しむ」「働く・くつろぐ」「学ぶ」を軸に、地域の人たちが気軽に集まることができる「ヨリドコロ」を目指します。