ゲーム大手のセガ(東京都品川区)は10月から12月までの3回に分けて、東京都品川区が実施する不登校や引きこもりの子ども・若者を支援する事業に協力し、プログラミングやeスポーツ選手の仕事などについて教える「セガぷよぷよプログラミング講座&セガ本社見学会」を実施します。
講座は、同区内の支援施設にセガの社員と講師が赴き、セガが無償で提供しているプログラミング学習教材「ぷよぷよプログラミング」を活用してソースコード入力を学びます。
同様の取り組みは2022年度にトライアルとして実施。23年度は、上期(6月~8月)と、今回の下期(10月~12月)に実施します。
これまでの参加者からは「eスポーツのプロの人にプログラミングを教えてもらい、いい経験になった」「学校に行っていない時間に外に出るきっかけにできてうれしかった」などの感想が上がりました。
プログラミング講座は「基礎編」「改造編」に分けて10月と11月に実施します。講師には日本eスポーツ連合公認のぷよぷよプロプレイヤーで、システムエンジニアの経験もある「ぴぽにあ選手」を招き、プログラミング講座に加えてeスポーツ選手の仕事についても紹介します。
また、12月に予定する3回目は、区内にあるセガ本社に参加者を招待し、動画配信スタジオ「SOZO STUDIO」や会議室、社員食堂など社内の様子を紹介します。普段は入ることのできない施設への案内を通じて、会社見学を体験してもらいます。
同社は本社がある品川区において、これまでにも「ぷよぷよプログラミング」を活用した出前授業を行うなどの教育支援を実施。同区立の小学校にてプログラミングの特別授業を行ったほか、22年の夏休みには同区が主催する「ぷよぷよプログラミング講座」をセガ本社にて開催しました。
今回の取り組みも、エンターテインメントを通した地域社会への貢献として実施するもので、同社は今後も支援事業を積極的に取り組んでいくとしています。
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