「プログラミング特別授業」開催 東京都江東区立豊洲北小3・4年生340人対象に パーソルプロセス&テクノロジー

総合人材サービスのパーソルグループでIT(情報技術)ソリューションを手がけるパーソルプロセス&テクノロジー株式会社(東京都江東区)は9月下旬の5日間、同社の近隣にある江東区立豊洲北小学校34年生の全11クラス・計約340人を対象に「プログラミング特別授業」を開催しました。


同社が2022年に発表した「ICT教育に関する実態・意識調査」によると、小学校でのICT(情報通信技術)環境整備が進む一方、約9割の小学校教員がICT教育をより効果的な学びにするため「教育現場への支援が必要」と回答し、専門家によるサポートや教育マニュアルの配布、基本的なIT知識の習得機会などの支援を求めていることが明らかになっているといいます。

こうした教育現場が抱える課題に対し、社会・地域への貢献活動の一環として、19年から近隣の小学校にて、プログラミングの出前授業の実施や教員向け研修、全国の小学校へのプログラミング教育マニュアルの無償配布など、教育現場への支援を継続的に行っています。

今回の特別授業では、3年生はプログラミング的思考を学ぶことを目的に、プログラミングに必要な基本知識を身に付けることができるアンプラグド教材(カード)を使用し、自分の朝の支度の行動を順番に並べ替える体験しました。

4年生はさらに実際にタブレットを用いてプログラミングを体験。また、豊洲北小学校が位置する江東区は、俳人の松尾芭蕉や小林一茶らにゆかりがあることから、小学校・中学校・義務教育学校で俳句教育の推進に取り組んでいることから、俳句教育とプログラミングを絡めた授業も実施。季語の代わりにプログラミングに関連したキーワードを用いた〝プログラミング川柳〟にも挑戦しました。

参加した児童らからは「プログラミングされた機械が身近にたくさんあることを知って驚いた」「プログラミングでは、いろいろな動きに分解されていることがわかった」などの感想が寄せられるなど、同授業を通じてプログラミング基礎知識への理解を深める機会の提供になったといいます。

同社は今後も、テクノロジーを活用してさまざまな社会課題を解決することや、未来を支えるデジタル人材育成に貢献することを目的に、子どもたちがテクノロジーを身近に体感できる活動を推進するとしています。