生徒のコードを自動採点 AIアシスタント機能の提供開始 アシアル

ウェブや人工知能(AI)のシステム開発およびプログラミング教育事業を手がけるアシアル(東京都文京区)は3日、現在提供するプログラミング学習環境「Monaca Education(モナカ・エデュケーション)」において、AIで生徒のプログラミングコードを自動採点する「採点AIアシスタント」機能(β版)の提供を開始しました。

同社ではこれまで「Monaca Education」の提供や教員研修を通じて、教育機関におけるプログラミング教育の支援を行っていました。

昨今、プログラミングの実習を担当する教員の負担は増加しており、特に生徒が作成したプログラミングコードの採点と評価は、教員にとって手間と時間がかかる作業となっていました。一方で、生成系AIの技術進歩に伴い、コードの自動生成やテストの自動化など、プログラミングやソフトウェア開発の多くのタスクをAIが効率的に実行できるようになりました。

こうした背景を踏まえ、同社は今回の機能を開発。この機能により、生徒から提出されたプログラミングコードをクラス単位や学年単位などでまとめて自動採点することが可能となり、教員の負担を大幅に軽減できます。 また、同機能は「Chat(チャット)GPT」を手がける米新興企業・OpenAIが提供する人工知能のAPI(異なるソフトウエア同士をつなぐ仕組み)を利用しており、プログラミングコードの自動採点と評価コメントの生成を実現しています。

問い合わせは専用フォームから。