不登校・発達障がいを広く支援 メタバースキャンパス、来月1日プレ開校 学研エル・スタッフィング

学研グループの学研エル・スタッフィング(大阪市北区)はこのほど、離島・一部地域や学研WILL学園のキャンパス展開のない地域、また外出が困難な児童・生徒を対象に広く不登校・発達障がい支援をするため、通信制サポート校・フリースクール「学研WILL学園メタバースキャンパス」を12月1日にプレ開校すると発表しました。

同キャンパスは、対面スタイルのWILL学園における特徴を保ちつつ、新型コロナウイルス禍で発展したバーチャル空間を利用したオンライン指導の技術を生かして、「プログラミング」や「Chat(チャット)GPT」など最先端の学びを提供します。富士ソフト(横浜市中区)が提供するバーチャル教育空間「FAM campus (ファムキャンパス)」を利用して、遠くにいてもリアルタイムで相互につながれるキャンパスを目指します。

対象は小学6年から高校3年。高等部では通信制高校の制度を利用することで、離島や一部地域、海外に住んでいても日本の高校の卒業資格を取得できるほか、中等部も学習指導要領準拠のオンライン教材を使い、在籍中学校での出席認定が受けられます。

また、さまざまな事情で外出が困難な場合でも毎日通う(ログインする)ことが可能。ログイン頻度が安定しない児童・生徒には実際に訪問する「訪問支援サービス」があり、全国で家庭教師の紹介・管理をしている学研の別事業「学研の家庭教師」のノウハウを生かして、質の高い講師が訪問在宅指導を行うとしています。