千葉大学教育学部の学生らは1月17、24日の2日間、同学部付属小学校の6年生を対象に、デジタルデータを使ったものづくり「デジタルファブリケーション」を活用した模擬授業を実施しました。
授業は同学部と、集客プロモーションやコンサルティング業務を手がけるオープンロード(千葉県市原市)、教育・学習支援業を展開するVIVIWARE(千葉県流山市)の3者が協力して企画。オープンロードが授業全体の枠組みを作り、VIVIWAREのデジタルツールと技術的協力を基に、同学部の学生らが短期間でプログラミングやものづくりを一から学び、さらにデジタルツールを使用して小学生を相手に実際に授業演習を実施するまでが一つのプログラムとなっています。
また、プログラムは同学の近隣にある西千葉ゆりの木商店街から提供される廃材を活用。学生らは実際の地域資源を用いたものづくりを行うことができ、地域社会との連携や持続可能な授業づくりが形成されます。
今回の模擬授業では、児童らがグループに分かれ、レーザーカッターやVIVIWAREのデジタルファブリケーション機器を使用し、地域の廃材を利用して小学生向けのオリジナルの授業ツールを制作しました。
プログラムの担当教授でもある、同学教育学部長の藤川大祐さんは「同学部の授業『メディアリテラシー教育演習』では、これまでも企業などと連携のうえで、学生たちが多様なメディアを活用した新しい授業を企画し、付属小学校で実践するという活動を重ねてきました。教員養成教育において、こうした取り組みは、近未来の学校で新しい授業を実践できる教員を養成するために大変重要なことと考えています」とコメントしました。
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