生成AI搭載「しまじろう」ベネッセと共同開発 「ほっぷ」4月号の受講者から抽選で1万人にモニター提供 ソフトバンクロボティクス

ソフトバンクロボティクス(東京都港区)は2月27日、ベネッセホールディングス傘下のベネッセコーポレーション(岡山市北区)と生成AI(人工知能)を搭載した幼児向け会話型サービスAI「しまじろう」を共同開発したと発表しました。同サービスは研究開発という位置付けで、ベネッセコーポレーションが展開する通信教育「こどもちゃれんじ」の年少向け講座「ほっぷ」の2024年4月号受講者を対象に無料モニター1万人を抽選で募集します。


サービスは、専用のスマートフォンアプリとスマホをホールドできる「しまじろうぬいぐるみ」を組み合わせて使用。しまじろうの声を再現したAI「しまじろう」と自由に会話できる「おしゃべり」機能や、子ども1人でも飽きずに取り組める「あそび」機能などが搭載されています。さらに、会話中の感情や興味の動きについて、保護者に向けて専用サイトでレポートが表示されます。

「おしゃべり」機能では、こどもちゃれんじで培ったノウハウを生かし、生成AIを独自にカスタマイズ。年少の子どもに合った会話テーマをしまじろうから投げかけるため、子どもは自然と語彙を増やすことができるといいます。

また、「あそび」機能では、しまじろうと一緒にできるごっこ遊びや連想ゲームなどが20種以上あるほか、一緒に歌える歌やお話などの読み聞かせが40種以上あり、子ども1人でも継続的に遊べるように工夫。そのほか、すべての機能が英語にも対応しており、しまじろうと会話しながら英語を聞けるため、英語力の基礎も身につけることができます。

今後の本格導入に向けての詳細は両社で検討中とのこと。無料モニターの申し込みは、4月15日に応募締切。当選者には5月中旬までに商品が提供され、7月31日まで利用可能です。