ぷよぷよプログラミングの副教材 「ランキング機能」新年度版公開 「Monaca Education」サイト内で無料提供 セガ

プログラミング教材「ぷよぷよプログラミング」を手がけるゲーム大手のセガ(東京都品川区)は3月28日、同教材において2023年から提供する「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによる問題の解決」について学べる副教材「ランキング機能」を、より使いやすく改訂した新年度版の提供を開始しました。現在、プログラミング教育支援のアシアル(東京都文京区)が展開するプログラミング教育プラットフォーム「Monaca Education(モナカ・エデュケーション)」のサイト内でデータを無料公開しています。


ぷよぷよプログラミングは、Monaca Educationで「ぷよぷよ」のソースコードを書き写す作業(写経)を通して、プログラミング学習ができる教材です。

同社は教員がぷよぷよプログラミングを活用してプログラミング授業を進行する際に、学習指導要領に対応した授業を実施できるよう、指導に活用できる授業マニュアルや児童・生徒用テキストなどの提供を22年から開始。これらは同社が全国の学校などで実施した、同教材を活用したプログラミング講座に関する出前授業の経験から培ったノウハウを基に、京都精華大学メディア表現学部の鹿野利春先生に監修を依頼し、小中高校の学習指導要領に対応する形で制作しました。

ランキング機能は、自作の「ぷよぷよ」にランキング機能を追加することで、中学校の新学習指導要領でも取り上げられている「ネットワークを利用した双方向性」を学ぶことができるもので、「入力」に対しての「応答」や、その一部の処理過程にネットワークを利用するといった仕組みとなっています。アシアルの協力を得て、ぷよぷよプログラミングにMonaca Education内のクラウドデータベースを適用して、サーバー連携を行う機能を実装することで実現しました。

また、同機能はぷよぷよプログラミングの別の副教材と合わせて学習することで、発展的にプログラミング学習を深めることができるほか、プログラミングの基礎からカスタマイズ、双方向性、データベースの理解まで、幅広く学習できます。

セガ広報部の小池麻由さんは「ぷよぷよプログラミングの副教材は、学習指導要領対応教材として22年4月に提供を開始して以来、全国600校を超える多くの学校から使用の申請をいただいております。今回提供開始した25年度版は、双方向性のあるコンテンツを中心に、実際に使用していただく学校関係者の皆さまの声も聞きながら、より使いやすく改定しました。ぷよぷよプログラミングとともに、プログラミング教育や、ゲームを活用した学びの一助となりますと幸いです」とコメントしました。

ぷよぷよプログラミングの詳細は公式サイトから確認できるほか、教材に関する問い合わせは同社eスポーツ推進室プログラミング事務局メール(puyo_education @sega.com)で受け付けています。