デジタル技術学習拠点「ハイラボ」 秋田県五城目町に誕生 あさって、オープンデイイベント G-experience

高齢化が進む秋田県で小中高校生に対し新たな学びを提供するG-experience(秋田県五城目町)はあさって12日、クラウドファンディング仲介サイトを運営するREADYFOR(東京都千代田区)とプログラミング教育を推進するNPO法人みんなのコード(神奈川県横浜市)が実施する助成の下、10~18歳向けのテクノロジー×Learning by Working拠点「ハイラボ」のオープンデイイベントを開催します。参加費は無料。

ハイラボは同町中心部「朝市通り」に2018年からある子ども向けフリースペース「ただのあそび場」内にオープン。10代の子どもたちの「ハイブリッドスクーリング」を応援する場として、新しいアイディアを生み出す研究室(ラボ)のような拠点として期待されています。

10~18歳の誰でもがテクノロジーに触れ、自由な学びを創造することが可能で、大学生から社会人までのサポーターと接し、相談しながらチャレンジを進めることができます。これにより、将来の生き方を模索したり、職業につなげたりする活動を実践することができます。

チャレンジできるのは、プログラミング(WEB/アプリ/ゲーム制作)、音楽制作、グラフィックデザイン、電子工作、機械分解/リペア、クラフト(デジタル工作機器/木/革)、仕事体験/起業体験、映像制作など。

同町は人口約8000人と小さな自治体で、テクノロジー関係の民間事業者が少なく、テクノロジーに触れる機会が限られているものの、革細工や木工、地域特有の食品加工業など、その土地ならではの産業が相互に関わり合う場面が頻繁にみられるといいます。ハイラボは朝市通りに面していることもあり、子どもたちがサービスや商品を販売しコミュニケーションを行うなど地域住民との交流が行いやすい立地にあるといえます。

同社は子どもを対象としたまちづくり・キャリア教育イベントの企画運営や、ハイブリッドスクーリングの推進などを約15年行っており、このノウハウを基に、ハイラボを常設型のキャリア教育施設として新しい学びを五城目町から発信するとしています。